板倉 正卓 (2002年度卒OB)

僕は航空工学科の人間ではないんでなんでこんな鉄の固まりがそらに浮くのかよくわかりません。ただ、念じると不思議と浮くんですこれが。(大嘘)本当の所はなんか翼の上と下を通る空気の速度が違うため(翼の設計上、上の空気のほうが速くながれるそうな)揚力なるものが発生して飛べるという事です。 難しいことはいいんです。大切なのは、ハングを持っていれば自在にそらが飛べちゃうということです。

「飛べるったって山から落ちるだけじゃん」って声も聞きますが、そんなことはないです。ハンググライダーはグライダー(滑空機)と名が付くだけあってその通り滑空するだけです。つまり動力をもっていて自力で上昇したりなんかはできません。でも、だからといって空中にでたら後は落ちるだけというわけじゃあないんです。

 そらには上昇気流というものがあります。僕もハングをやるまで気づきませんでしたが、この上昇気流、実は相当身近な所にあります。どこのそらにも数え切れない程のそして小さな(半径50m程)の筒状の上昇気流があるんです。天気のいい日なら必ずあります。この上昇気流をみつけたら、そこで旋回してみましょう。あっというまに100m、200m上がってしまいます。そうハングは上昇できるんです。


天気がよくて、上昇気流をつかまえる技術(そんなに難しいことではありません)さえあれば、1時間2時間は当たり前のように飛べてしまう。それがハンググライダーです。そして、そこがハングのもっとも楽しいところといえるでしょう。






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