グライダー山TAKE OFFの草刈(その1)



11月某日
 いきなり木山さんが「グライダー山で飛ぼう!」と言い出した。
グライダー山は昔エリアだったが、既に閉鎖されて何年も経っている。理由はとなりにかんかけ峠のエリア(一般的な耳納エリア)があるから並立する意味がなかったため。でも現在耳納エリアはランディング禁止の田んぼが増えており、講習生にとっては辛いエリアになっている。そもそも耳納にとっては田んぼはあくまでサブランであって本当はグランドに降ろさなくてはいけない。いままでも散々迷惑をかけてきたので、せめて講習は他人の迷惑にならないところでという考えがあったらしい。そんなこんなでグライダー山旧テイクオフにやってきた俺達SkyJackとその仲間達、っていうか木山さんとその手下達。そこの景色を見て絶句した。
「この草、俺より背ぇ高くない?」
呆然とする俺達と対照的に木山さんは自信ありげだった。
「今から草を刈る!」
木山さんの号令一下、国分さんの持ってきて下さった草刈り機が唸り声を上げた。飛びに来たはずの俺達はなんだかよくわからないままに軍手をはめていた。

tane54s
真ん中の黄色と黒が木山さん。見づらいけど草刈り機をもっています。慣れた手つきでバサバッサやっちゃってます。木山さんの刈った草を運ぶのが人足である我らの使命。でも写真を見ると…。おかしいな?みんなちゃんと働いてるのか?



tane55s
先の曲がった棒を拾ってきて、散乱する草をかき集める山下さん。そしてそれを運ぶその他大勢。みごとなチームワークで作業は進んでいきました。コラ、佐藤ピースしてないで仕事しろ!



tane56s
ここは刈った草を一時的にためとくところ。俺達の努力の結晶です。…だから、まるさん。そこはあんたのベッドじゃないんだよぉ。



tane57s
にこやかに微笑む山口とニタリとほくそえむまるさん。…ゴメン。



tane58s
だいぶ奇麗になったグライダー山テイクオフ。そして今にも飛び立たんとしている俺。本当はこのままでも飛べるんだけど、みんなが驚くからちゃんとグライダーを背負ってから飛ぼう。



tane50s
草を刈る男、フジタさん。なんか渋い。



tane49s
まるさん、今からカメラを食べるの図。どーでもいいけど俺のフィルムを無駄に使うんじゃねぇ。



tane48s
グライダー山は北東方向と西方向の斜面の草を刈りました。これは西斜面。結構急で、みんなすべって転んでがんばった。



tane41s
草を刈る男パート2、俺。スイッチを入れると歯が回り、あたりの草が乱れ飛ぶ。なんか楽しくなったので、草刈り機を振り回して誰かを追っかけてみたくなったけど、警察よばれそうなんで自制しました。





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