突然熊本観光 その1



それは1月8日月曜、成人の日の朝の事だった。
「おはよぉーございまぁす!」
 いきなり元気な声がクラブハウスのドアから入ってきた。その前日、俺達はまるさんが京都から拉致ってきた「あきよ」という女の子を囲んでプレ新年会をクラブハウスで開いていた。三木を始め、何人かはその日中に帰っていったが、お酒を飲みすぎた残党軍団(=年寄りグループ)が5人ほどクラブハウスに泊まっていた。メンツは山下さん、まるさん、深見さん、俺(板倉)そしてあきよ。その安眠を見事に破ってその異様にハイテンションな声は侵入してきた。そして更に、あろうことかフラッシュとともにパシャパシャとシャッターを切る音が…。そう、それは横引さんだった。まるで芸能人の不倫現場を抑えたかのように、横引さんのカメラは猛然と俺達に襲い掛かってきた。



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寝起きを激写された山下さん、っていうか無理矢理たたき起こされて、何がなんだか良く分からないままに写真を撮られてしまった可哀相な山下さん。

<カメラマンの談話>
 朝10時にクラブハウスに到着したが,まだ誰も起きていなかった。玄関の近くに寝ていた山下さんは寝袋に包まっていて,床に散らばるモノに紛れていた。思わず踏みつけそうになった,そんな山下さんを撮ってみました。寝起きを襲ってスミマセン。



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安眠を妨害されて迷惑そうで、さらにちょっと困り気味な顔をしている俺。そして何故かカメラを向けられただけでいきなり元気そうなまるさん。ちなみにこの構図はまずいです。林立する酒瓶と俺をいっしょのフレームに入れないように…。




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すでにお目目パッチリなまるさんと、あきらめずに強引に寝に入ろうとしているあきよ。無駄な努力だってば。



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山下さんの身代わりとなって、果ててしまったラミナール。すでにいろんな部品が盗賊プカミンによって持ちさられている。哀れな姿だ。

何が起きたのか知りたい方は、下の注意書きをよくお読みになってから"それでも見る!"をクリックして下さい。
次の項目に該当する方は御覧になれません。
○ 17歳未満の方(R-17)
○ 心臓の弱い方
○ 妊娠、または妊娠していると思われる方。
○ 医師の治療を受けている方
○ 昭和61年4月1日以前にお生まれの方
それでも見る!





   前日からその手の話は出ていたのだが、いきなり熊本観光に行くことになった。だって風わるそうなんだもん。しかも突然の乱入者ヨコヴィッキーが高速代を全額持つとか言い出したから。あんた何モンですかって感じです。前々からヴィッキーはタダモンじゃないとは思っていたが、やっぱりタダモンじゃなかった。計画は以下のようにまとまった。

第一部:成人式襲撃作戦

作戦内容
(1) プカミン亭でアナザープカミン(双子の弟)を一目見る
(2) 太宰府の成人式場に殴り込んで晴れ着の女の子をチェックするついでに森を祝福する
(3) そして太宰府の一風堂であきよに九州のラーメンを食わす

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深見さん宅にて。残念ながらアナザープカミンには出会えなかった。とりあえずプカミン部屋のチェック。山下さんがいないのはお腹を壊してトイレにこもっていたから。あしからず。



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太宰府の成人式を直撃。真ん中にいるホストが森。こいつはなんかまた交通事故起こしたらしい。SkyJack一縁起の悪い男です。

<カメラマンの談話>
 あるシンポジウムからの帰り道,隣の研究室の先生と横引の会話
K先生「横引君,ハンググライダ-やってるんだって?
    モリタケシ君って知っとるか?」
私 「はい。サークルの後輩です。」
K先生「森君の家はなぁ,私の家の隣なんだ」
私 「!!!。○×●☆」
 この話には後日談があるのですが,また別の機会に書きましょう。





  第2部:熊本の温泉突入作戦

作戦内容
(1) 熊本の温泉はげの湯(混浴あり、露天風呂)に浸かる
(2) 阿蘇の大観望から阿蘇の雄大な景色を眺める
(3) 熊本市内の北熊(ほくゆう)ラーメンを食う

注意事項
 あきよは天神初9時半のバスに乗って京都に帰らなければならない。時間に遅れるとゲームオーバーとなる。(ゲームオーバーになるとどうなるかは知らない)
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俺達には時間が無かった。モタモタしているとあきよのバスに間に合わないのだ。…なのに。なのになぜだろう。やっぱりまるさんが居たからか?まるさんにサッポロビール工場の誘惑は強すぎたか?そう、ここはサッポロビール工場。予定には無かった場所だが、ゴキブリホイホイに引き寄せられるゴキゴキのように、俺達は気がつくとココにいた…。
  



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ビール工場と、土産物屋をつなぐ通路にて。ちなみに左の柱に隠れている変なおじさんが深見さんで、右奥の柱に隠れている怪しいお兄さんが俺。



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まるさんが一日に飲むビールの量をモデルにすると、この様になります。



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テーブルにビールが置いてあったので思わず手を伸ばしてしまった2人。ちなみに展示してある模型のビールはやっぱり飲めませんでした。

<カメラマンの談話>
 出来たてのビールが飲めるのかと思ったが,ビール工場にはそれらしき場所が見当たらない。仕方が無いのでビールの歴史を展示してある博物館に入ってみた。ここでの○さんの言動は聞いてて楽しかった。
ジョッキに入ったビールを見るたびに近づいて一言
「試飲できる?なんだできないのか...」
自動販売機を見つけて一言
「動いている?買える?なんだ展示してるだけ...」
ビールの歴史など,どうでもよくて,○さんの関心事は今ここでビールが飲めるか否かのみ,といった感じでした。





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